バリタイにいらっしゃる織姫と彦星の皆様へ

本日もバリタイ福生店のHPにご来訪、誠にありがとうございます。
担当のスタッフA.Iです。

バリタイ福生店のアメブロ

ささの葉、さ~らさら♪

緊急事態宣言が延長され、飲食業の人達は大変なご苦労をなさっています。
このブログを作成している時点では
アルコール飲料を提供すべきなのか否かをもめているという報道がなされています。
私はアルコール飲料の提供をすべき派なのです。
アルコールを飲めないのですけれどね・・・。
アルコール飲料の提供否定派は
アルコールを許す気持ちが「そんな気さ~らさら、全く無いよ!」
なんですかね?
ここではそういう話ではなく。
日本ではお酒(=アルコール飲料)を「ささ」とも言うという話題から入ります。
「ささ」が雅(みやび)な言い方なのかどうかは知りません。
大河ドラマで公家の人がお酒のことを「ささ」と言っているシーンを観た憶えがあります。
ググると女房詞(にょうぼうことば)に分類されていたという説明に行きあたりました。
高貴な方に給仕をする女性達がお酒を「ささ」と言っていたのでしょうか?
お酒の異称としての「ささ」ですが
笹であるのは間違いなさそうです。
笹は竹の葉のことですね。
素人目にはお酒と竹の葉を関連付ける事はできません。
竹の節を利用して徳利の様に使う位しか思い浮かびません。
不遇の継子が継母から与えられた残飯を竹にしまっておいたら良い酒になり笹で隠しておいたモノを  皇帝に献じられたという中国の故事があるそうです。
この故事がお酒を笹というようになった元だという人もいます。

七夕は七月七日に織姫と彦星が一年に一度だけ会うというストーリーでした。
天の川に鵲(かささぎ)が橋を作り二人は会うことになっています。


かささぎの渡せる橋のおく霜の白きを見れば夜ぞ更けにける
(百人一首六番 中納言家持)

に出てくる鵲(かささぎ)の橋は
織姫と彦星が会うための橋と同じなのでしょうか?
少なくとも東洋では
鵲(かささぎ)は吉兆を表す象徴ではあるようなので
良い事を表しているのだと考えられます。
晴れていれば会う事ができて
晴れていなければ会えないということです。
今年はどうなるのでしょうか?

七夕を何故「たなばた」と読むのか?
さっそくググってみますと
織姫の伝説関連の言葉で「棚機つ女(たなばたつめ)」という言葉がありそれが語源であるというのが 一般的であるという説明がありました。
この説明は一般的なのでしょう。
ここで私の考える一般とは違う解釈を展開したいと思います。
七夕は元々「しちせき」と言われていたそうです。
七夕を逆にすると夕七「たなな→たな」になりませんか?
この夕七(=たな)が逆さになっている状態が七夕ですね。
たなを棚と考えて
棚から落ちてきて欲しいのは牡丹餅(ぼたもち)
棚から牡丹餅→たなぼた
七夕は棚(たな)が壊れたと考える
棚がバタりと音を鳴らして壊れるから
「たなばた」。
棚から牡丹餅が落ちてくる様な事がないかなぁと
日頃から起こって欲しいという願い事を書いて笹に結ぶのが
短冊なのですよきっと。
竹には節目が明らかにありますから
時間の節目の確認の意味もあるのでしょう。

比較として
漢民族は願掛けした時に
 
を家のどこかに貼ります。
その願が実現した時に

の状態にします。
(至と倒が似ている発音だからです。)
とすると七夕は「たな」の逆ですから





ですから。
中国の
の願掛けから類推すると
七夕は願が実現しているという意味でもあるのかもしれません。

宮中でお酒のことを笹(ささ)と呼んでいたのなら
七夕との関連では殿上人達が
「麿の願いは、これでおじゃる。」と
酒を仲間と酌み交わしていたのかも?

「たなばた」と「たなぼた」を単に駄洒落と解釈する方達は多くいらっしゃるみたいですね。
富士急行さんはかつてこれをモチーフにしてツアーを企画していらっしゃいます。


さて、
七夕の基本のストーリーに視点を戻しましょう。
「織姫と彦星が一年に一度会う!」
女性と男性、対のモノが会う訳です。
色々な表現の仕方はあると思います。
ここでは陰と陽という言い方をします。
現在我々はグレゴリオ暦に従っているので
日本の本来の伝統とは一致していないのでしょうけれど
一年365(うるう年は366)日の中間が
七月二日~七月三日辺りです。
暦を大和朝廷の陰陽寮が作っていた頃はもっとアバウトだったのでしょう。
でも、暦の上では一年の前半と後半という陰陽の対とも言える期間が対面する時です。
織姫と彦星の対が一年の前半と後半の対を表しているのなら
天の川は一年の境目なのでしょうかね?
故野坂昭如氏の黒の舟唄


私の将来の夢の一つに
おやじ堂という駄菓子屋を開いて
駄洒落のネーミングのお菓子を子供たちのおこずかいでたくさん買えるような
値段で売って楽しんでもらうことを加えておきます。
短冊に書こうと思います。
売り出す駄菓子の一つは
たなバター飴。




6月7日~8月7日の期間
バリタイ福生店が属する艶グループでは
七夕祭を開催しております。
お部屋にハート型の短冊をご用意しております。
願い事、目標等々お書きになって下さいませ。
節目の七夕に心新たにしていただければ幸いです。

(個人が特定されるような内容はお控え下さいね。)




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