HOTAL

本日もバリタイ福生店のHPにご来訪、誠にありがとうございます。
担当のスタッフA.Iです。

バリタイ福生店のアメブロ


今年もそろそろ東京でもホタルが飛ぶ季節となりますね。
ホタルが飛ぶと言っても
自然の状態で生息しているホタルを見る事は東京23区では難しいでしょう。
カワニナが生息している清流を維持できればいいのですけれど。

福生市にも隣の羽村市にもホタルを生息させるための人工の清流がある公園や施設があります。
東京でも西多摩地域ですと
青梅市、あきる野市、日の出町、檜原村、奥多摩町は
ホタルが棲む清流があるかもしれません。
23区内の人にとっては別世界でしょうね。


ホタルは漢字で「蛍」が当てられています。
でも
「火垂るの墓」の「火垂る」が表記としては良いなぁと個人的には思います。



蛾の分類の中にヒトリガという科があります。
子供の頃、昆虫図鑑を見ていて
ヒトリガのヒトリは「独り」なのかと思っていました。
何故「独り」なのかずっと疑問だったのです。
しかし、大人になって、光に集まる習性をもっている蛾であるから                 火盗り(ひとり)なのだと気づきました。
もっとも、「ヒトリ」です。
火盗りなのかもしれませんが
昆虫学者が、夜、森の中で蛾の採取をしている姿が目に浮かばなくもないです。
夜の静けさの中で光源に集まった蛾と対面する独りの男。
蛾の翅の美しさに魅了されているはずです。

蛾と蝶を区別したのは日本では明治以降ではないかと、勝手に想像してしまいます。
遺伝子が分析できてしまう現代ではどの様に分類するのか私は知らないのですが
昆虫は翅の形を分類の基準にしていましたね。
蛾と蝶は翅に鱗粉が付いている鱗翅目です。
スカシバという例外の蛾もいますが。
日本では蛾と蝶を区別する必要があったのでしょう。

余談ですが、「火盗り」と書いてみると、火付け盗賊改の長谷川平蔵を思い出してしまいます。

人間が火を使えるようになれたのは何故か?
プロメテウスが本当にいたのか?
プロメテウスはギリシア神話の巨人族で人間に火をもたらした存在ですが
初めて火を手にした人間がプロメテウスなのだとしたら?
火盗り蛾に、遠い過去の人間の祖先の姿が重なります。


さて、ホタルですが
日本に生息する昆虫のホタルは数種類いますが
有名なのは
ゲンジボタル(源氏蛍)とヘイケボタル(平家蛍)ではないでしょうか?


日本の文学史の中に
源氏物語と平家物語があります。

源氏物語は紫式部による創作とされています。
源氏とは言っても武家の源氏ではなく
光源氏という貴族の男性が主人公でしたね。
小説と言える形式です。

平家物語は琵琶法師たちが語る平家一族の興亡の物語でした。

源氏は源(みなもと)であり
平家は平(たいら)です。

源(みなもと)は源家(げんけ)という形での表記は一般人である私はあまり見聞きしません。
平(たいら)は平家(へいけ)・平氏(へいし)両方目にします。
この違いは何なのか?私には今は思いつきません。

源平合戦は黒幕がいたとは言われていますが、大化の改新と無関係ではないだろうと思ってしまいます。
徳川家が江戸幕府を開いて以後明治まで
徳川家は内政の中心でした。
徳川家は表向きは源氏を名乗っていましたね。
そして、家紋が三つ葉葵。
葵は加茂氏と縁のあるシンボルですね。
実態はわかりません。私たちは想像するのみです。

ゲンジボタルにしても
ヘイケボタルにしても
自分達が
源氏と平家を背負わされているとは露程も思っていないでしょうね。


今夜も夜空をホタルは飛んでいるのでしょうか?

 

 

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