本日もバリタイ福生店のHPにご来訪、誠にありがとうございます。
担当のスタッフA.Iです。
この度熱海市で起こった土石流によって
お亡くなりになられた方々のご冥福お祈りするとともに
被災された方々のより早い復興を心よりお祈りいたします。
(バリタイ福生店のアメブロ)
7月10日は何の日か?
語呂合わせで納豆の日だろうと思ったら、やはり納豆の日でした。
全国納豆工業協同組合連合会という団体によって
1992年に制定されたそうです。
煮た大豆を発酵させた場合
麹菌で発酵させると豆麹(味噌・醤油の素になるもろみの原料)となり
納豆菌で発酵させると納豆になる訳です。
高校の地理の授業で納豆トライアングルという言葉を先生がおっしゃっていました。
たしか、日本とネパールとインドネシアを結んだ三角形であったと思います。
その内側の地域は納豆を食べる地域だというのです。
ネパールの納豆は「キネマ」と呼ばれるそうです。
インドネシアは「テンペ」ですね。
味覚は甘味、酸味、塩味、苦味、辛味の五つであると
中国の兵法の古典である「孫子」には記されています(五行説が基らしいです)。
それに従えば、うま味は第六番目の味覚となります。
うま味はさらに、グルタミン酸、グアニル酸、コハク酸などが成分として分類されますね。
この中のグルタミン酸と納豆が関連深いのをご存知の方も多いのではないでしょうか?
味の素さんの製品である「味の素」はグルタミン酸ですね。
納豆の粘り気はグルタミン酸が束状になったものなので、かき混ぜてほぐすとグルタミン酸のうま味を 感じやすくなるという話をどこかでお聞きになられたことがありますよね?
納豆はうま味の塊と言ってもいいのかもしれません。
7月10日が納豆の日だという話から始めました。
1992年に日本全国の業界団体に正式に決められたのであって
元々は1981年に関西での納豆の消費が少ないので
関西納豆工業組合が制定したものらしいです。
関西は納豆トライアングルに入っているけれども例外だったのかもしれません。
調べていませんが、納豆トライアングルに属する地域で日本の関西同様の例外があるのかもしれません。
私は食文化や文化人類学の専門家ではありませんが
勝手なことをつぶやいてみます。
日本列島の食文化を東日本と西日本に分けた時に比較されるモノは何か?
私の脳裏に浮かぶのは
納豆を食べるか?食べないか?はもちろんです。
他にも
鰻のかば焼きを焼く行程に蒸しが入るか?入らないか?
お正月のお雑煮の餅が切り餅か?丸い餅か?
使う醤油が違う(東日本は濃い口が一般的ですね。)等々あります。
納豆を食べるか食べないかとの関連で私が注目したい東日本と西日本の食文化の比較は
麺つゆの醤油の濃さです。
使う醤油が異なるので麺つゆの色も違うでしょうけれども
塩分濃度が東日本のほうが濃くないですか?
日清食品さんのどん兵衛ですら東日本と西日本では違うのは有名な事ですよね!?
麺つゆは魚の節と昆布のだし汁を使うのは東日本でも西日本でも基本だと思うのですが
魚の節と昆布から抽出したうま味成分と醤油(=塩分)の組み合わせ方が問題となります。
何故、東日本は西日本に比べて塩分濃度が濃いのか?
その理由を東日本の人間は納豆を食べるからだと思ってしまいます。
納豆の粘り気はグルタミン酸の束であり納豆をほぐして醤油をかける訳ですね。
納豆を食べるということは、グルタミン酸と高濃度の塩分の組み合わせを 食べることになっていませんか?
ですから、うま味成分と高濃度の塩分の組み合わせに東日本の人間の味覚が慣れてしまうということに つながっているのではないでしょうか?
その結果、麺つゆも東日本は西日本に比べて塩分濃度が高いものが好まれるのではないでしょうか?
もっとも、蕎麦を食べるのは東日本で、西日本はうどんなので麺つゆの好みが 違うというのもあるかもしれません。
関西の人が何故納豆を食べないのか?
かつては臭いの問題があったからでしょうか?
或いは
気候の問題が原因で自然の状態で納豆を発酵させるには問題があった?
そもそも納豆は豆麹の失敗作だった?(これは納豆トライアングルとは矛盾してしまいますが。)
どうも、納得できません。
フォッサマグナが境目なのは人間の文化もそうですが
生物の生態も境目になる様です。
私が今思い付くのはモグラのことです。
東日本に生息するアズマモグラと西日本に生息するコウベモグラ。
両者の生息域の境目がフォッサマグナでありコウベモグラが東進しているらしいです。
これは、パチスロモグモグ風林火山の元ネタですね。
納豆は710なんですなぁ。
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